★どんな見直しがされたのか?
隣地の所有者やその所在を調査しても分からない場合には、隣地の所有者から隣地の利用や枝の切取り等に必要となる同意を得ることができない為、土地の円滑な利活用が困難となる。
そこで、隣地を円滑・適正に使用することができるようにする観点から、相隣関係に関するルールの様々な見直しが行われました。
隣地使用権のルールの見直し
境界調査や越境してきている竹林の枝の切取り等のために隣地を一時的に使用することができることが明らかにされるとともに、隣地の所有者やその所在を調査しても分からない場合にも隣地を使用することができる仕組みが設けられる。
ライフラインの設備の設置・使用権のルールの整備
ライフラインを自己の土地に引き込むために、導管等の設備を他人の土地に設置する権利や、他人の所有する設備を使用する権利があることが明らかにされるとともに、設置・使用のためのルール(事前の通知や費用負担などに関するルール)も整備されました。
越境し竹木の枝の切取りのルールの見直し
催促しても越境した枝が切除されない場合や、竹木の所有者やその所在を調査しても分からない場合等には、越境された土地の所有者が自らその枝を切り取ることができる仕組みが整備されました。
引用:法務省民事局
私が宅建業法の勉強をしていたころは越境した根っこは越境された所有者が切断できますが、枝葉に関しては勝手に切り取ってはいけないというルールでしたが
この施行により催促をして切除してもらえなければ、わざわざ裁判等をすることもなく枝葉を切れるという事ですね。近隣トラブルで多少なりとも多い問題なので少しでも解消されるのはいいことだと思います。
本日も1日ありがとうございました!!